地球温暖化とは
- [2015年9月16日]
- ID:771
地球温暖化とは
地球は大気に包まれるように取り巻かれており、この大気のおかげで、地球の気温は快適に保たれています。
大気の中には、二酸化炭素などの温室効果ガスが含まれています。この温室効果ガスは地球の表面から放出される赤外線(熱)を吸収し、地球の平均気温を生物の住みやすい15℃くらいに保ってくれています。
しかし、約200年前に起こった産業革命以降に、人類は地中から石炭や石油などを掘り起こし、大量に燃やすようになってから、二酸化炭素の排出量が急増しました。
この影響で温室効果ガスの濃度が上がり、地球の平均気温もが上がっているのです。これが「地球温暖化」です。
出典:全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイトを参考
地球温暖化の影響
(IPCC第4次評価報告書を参考)
地球温暖化の影響で、世界の平均気温は過去100年間に0.74度上昇しました。とくに最近12年間のうち11年間は、1850年から現在までの間で最も暖かくなっています。
また、平均気温の上昇に伴い、海水面の平均水位も上昇し、1961年から2003年は年間1.8ミリの上昇、1993年から2003年にかけては年間約3.1ミリの上昇であり、上昇する速度もあがっている。
※滑らかな曲線は10年平均値、丸印は各年の値、青色の部分は不確実性の幅を示す。
出典IPCC第4次評価報告書2007
気温が上がると
- 世界平均気温の上昇に応じて生じると予想される生態系、水、食糧、沿岸域及び健康への影響の例をまとめた図です。
- 「-」は関連する影響を示し、「-→」は気温上昇に伴って影響が継続することを示す。
- 各記述の左端は、影響が出始めるおよその位置を示す。
出典「IPCC第4次評価報告書2007」より作成