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あしあと

    イノシシの被害対策

    • 初版公開日:[2021年06月11日]
    • 更新日:[2022年12月26日]
    • ID:11379

     市内で発生している有害鳥獣による農作物被害のうち、最たるものがイノシシによるものです。イノシシの捕獲数は年々増加傾向にあり、被害が多く発生しています。被害を少しでも食い止めるためには、「自分の農地は自分で守る」という意識を持つことが大切です。また、以下のような対策を「地域ぐるみでイノシシに負けない地域づくりをする」ことが効果的です。

    被害を防ぐ環境づくり

    隠れ場所をなくす

     藪や耕作放棄地をなくすことが1番の方法ですが、できない場合は、田畑の周辺をいつもより広く草刈りをして見通しをよくすることで、警戒心の強いイノシシは近寄りづらくなります。

    エサ場をなくす

     稲の2番穂や放任果樹、野菜くずの放置は、知らないうちにイノシシのエサやりとなっていますので、田起こしや撤去をしましょう。

    防護柵の設置

     防護柵(電気柵、ワイヤーメッシュ柵、金網柵)は適切な設置方法と管理により被害を防止できます。また、設置には、補助制度がありますので農林水産課へ問い合わせてください。

    有害獣防護柵事業(市単独事業)について

    電気柵を効果的に張るコツ

    (1) 一番下の電線は地上15~20cmに張る。
      (鼻面だけ電気が流れやすいので、鼻のあたる位置に張る。)

    (2) 電線をかけるガイシを外側に向ける。
      (ガイシが内側にあると支柱だけ鼻で触って押し倒すことがある。)

    (3) 舗装された道路などから離した場所に設置する。
      (舗装された場所では電気ショックの威力が弱まる。)

    (4) 草刈りをこまめに行う。

    ※ 電気柵の安全な使用について

    (1) 家庭用電源から直接電気を供給しないこと。(人や家畜の死傷事故につながる恐れがあります。)
    (2) 危険である旨の表示をすること。
    (3) 出力電流が制限される電気柵用電源装置や漏電遮断器、専用の開閉器(スイッチ)を施設するなど危険防止対策をすること。
    (4) 詳しくは、経済産業省ホームページをご覧ください。


    捕獲の推進

     猟友会、農業者、農業関連団体、市などで組織する南房総市有害鳥獣対策協議会において、農産物被害防止のためイノシシ等の有害鳥獣の捕獲を推進しています。

    狩猟免許取得促進事業補助金

     南房総市有害鳥獣対策協議会では、わな猟免許及び銃猟免許を取得した市内に住所がある協議会員に対し、免許取得費用の一部を補助しています。

    イノシシに遭遇したら

     本来、イノシシは臆病な動物なので、こちらから何もしない限り突然襲ってくることはほとんどありません。そのため、もしイノシシに遭遇しても刺激をせずに興奮させないことが大切です。