平成30年度環境基本計画進捗状況報告
- 初版公開日:[2021年04月01日]
- 更新日:[2021年4月1日]
- ID:13304
南房総市環境基本計画に掲げる5つの基本目標の達成を目指しながら、事務事業に取り組んでいます。
5つの基本目標
【1】地域から地球へ、みんなで地球を守っていくまち
【2】ごみを資源へ、みんなで資源を有効に利用するまち
【3】豊かできれいな自然へ、みんなで自然と共存するまち
【4】快適で安全な暮らしへ、みんなで取り組むまち
【5】環境保全へ、みんなで協力・行動するまち
平成30年度における、基本目標達成に向けた進捗状況及び各課における施策の実施状況について報告します。

平成30年度 基本目標達成に向けた進捗状況

基本目標1 【地球環境】 地域から地球へ、みんなで地球を守っていくまち
◆地球温暖化対策実行計画を策定・推進し、市の事務・事業から排出する温室効果ガスの削減に取り組んでいきます。
【実施状況】
平成22年3月に策定した「南房総市地球温暖化対策実行計画」に基づき、課単位によりそれぞれの事務事業のなかで削減に取り組んでいます。
〔主な取り組み内容〕
冷房は28℃、暖房は19℃を目安に適正な調整に努める。
昼休みは事務所内の消灯に努める。
急発進・急加速の抑制やアイドリングストップ等、エコドライブを実施する。
事務用品は、詰め替えやリサイクル可能な消耗品を購入する。
◆市民へ環境家計簿運動などを推進し、省エネルギー意識の普及啓発に努め、温室効果ガスの発生を抑制します。
【実施状況】
環境学習会やイベントなどでの紹介、HPや広報紙を活用した周知・PRに取り組んでいます。
指標 | 現状(平成21年度) | 目標(平成31年度) | 平成30年度 |
---|---|---|---|
市の事務・事業から排出する温室効果ガスの削減量(率) (CO2換算) | 約5,689トン(平成20年度) | 平成20年度比7%以上削減 平成26年度比1%以上削減 | 5,728トン(平成30年度) |
公用車の低公害車導入率 | 10%(平成20年度) | 20% | 53.52%(平成30年度) |

基本目標2 【資源循環環境】 ごみを資源へ、みんなで資源を有効に利用するまち
◆燃やせるごみや生ごみの減量化など、廃棄物の発生抑制(リデュース)の推進を図ります。
【実施状況】
生ごみ処理容器等購入費補助事業により、発生段階での減量化を促進しています。
「ごみの分け方・出し方」を各戸配布することにより、分別収集の徹底とごみの減量について周知を図り、排出段階での抑制を促進しています。
◆製品などの再利用(リユース)、資源としての再生利用(リサイクル)などの推進を図ります。
【実施状況】
3R運動の重要性について、広報紙などを介してPRしています。
廃食用油の回収やエコキャップ運動を通じて、市民が直接参画しようとする意識付けに取り組んでいます。
指標 | 現状(平成21年度) | 目標(平成31年度) | 平成30年度 |
---|---|---|---|
市民一人一日当たりの生活系ごみ排出量 | 868g(平成19年度) | 783g | 785g(平成30年度) |
リサイクル率 | 18.8%(平成19年度) | 24.9% | 19.4%(平成29年度) |
廃食用油の回収量 | 4,400リットル(平成20年度) | 現状より拡大 | 7,094リットル(平成30年度) |

基本目標3 【自然環境】 豊かできれいな自然へ、みんなで自然と共存するまち
◆森林、自然公園などの保全や、農地の保全・活用を推進します。
【実施状況】
市民による保全活動の推進として、みどりの募金活動や里山保全運動を展開し、人と自然の交流の場を形成しています。また、中山間地域等直接支払制度の活用により、農地の適正管理や多面的機能の維持を図り、農地中間管理機構や南房総市農業支援センター等と協力し遊休農地の活用を図ることにより、農村環境の保全を行っています。
◆河川や海岸環境の保全・整備を促進していきます。
【実施状況】
観光協会と協力した海岸清掃やごみ拾い、また、「まるごみ」などの海岸清掃イベントを通し、市民、来訪者も含めての美化活動を実施しました。
◆野生の動植物の保護や、外来種などの駆除などの適正管理を図ります。
【実施状況】
千葉県生物多様性センターや安房生物愛好会が主となり、外来種の有無について監視しています。
指標 | 現状(平成21年度) | 目標(平成31年度) | 平成30年度 |
---|---|---|---|
森林面積(天然林) | 5,989ha(平成19年度) | 現状維持 | 5,946ha(平成30年度) |
農用地面積 | 5,282ha(平成19年度) | 現状維持 | 5,212ha(平成30年度) |
海域における環境基準達成率 | 100%(平成19年度) | 100% | 100%(平成30年度) |

基本目標4 【生活環境】 快適で安全な暮らしへ、みんなで取り組むまち
◆ごみの自家焼却や野焼き等による大気への影響を住民に知らせ、削減を図ります。
【実施状況】
広報紙などを介して、野焼き防止を推進しています。
また、市民からの通報に対応し、原因者への個別指導を徹底しています。
◆生活汚水処理対策のため、合併処理浄化槽の設置を推進します。
【実施状況】
国、県の交付金を活用しながら単独浄化槽や汲み取り便所からの転換補助金制度を設け、設置の促進に取り組んでいます。合併処理浄化槽の普及率は平成30年度で43.27%です。
指標 | 現状(平成21年度) | 目標(平成31年度) | 平成30年度 |
---|---|---|---|
野焼きによる苦情件数 | 24件(平成21年度) | 0件(毎年) | 23件(平成30年度) |
合併処理浄化槽設置基数 | 4,160基(平成19年度) | 6,693基(平成28年度) | 6,368基(平成30年度) |
騒音・悪臭苦情件数 | 2件(平成19年度) | 0件(毎年) | 8件(平成30年度) |

基本目標5 【環境保全活動】 環境保全へ、みんなで協力・行動するまち
◆環境講座、アドバイザーや専門家の派遣などにより、市民のニーズに対応した学習機会の提供を図ります。
【実施状況】
市民環境学習会や学校環境学習会を開催し、学習機会を提供しています。
◆市民参加による委員会や市民会議を設置し、住民や事業者と環境に関する意見交換を図ります。
【実施状況】
平成31年2月2日に市民環境学習会を実施。(参加者34名)
指標 | 現状(平成21年度) | 目標(平成31年度) | 平成30年度 |
---|---|---|---|
エコリーダー認定数 | 93人(平成20年度) | 150人(平成24年度) | 157人(平成30年度) |
児童・生徒の環境学習回数 | 8回(平成20年度) | 現状より拡大 | 8回(平成30年度) |

各課における施策の実施状況
基本目標 | 基本方針 | 実施済み | 実施中 | 未実施 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
【1】 地域から地球へ、みんなで地球を守っていくまち | 1. 地球温暖化を防止する | 12 | 48 | 20 | 80 |
2. 地球環境問題に取り組む | 0 | 2 | 1 | 3 | |
【2】 ごみを資源へ、みんなで資源を有効に利用するまち | 3. ごみ減量に取り組む | 2 | 12 | 0 | 14 |
4. 資源の有効活用に取り組む | 1 | 25 | 5 | 31 | |
5. バイオマスの利活用を図る | 0 | 3 | 1 | 4 | |
【3】 豊かできれいな自然へ、みんなで自然と共存するまち | 6. 豊かな緑を守り育てる | 0 | 32 | 16 | 48 |
7. 水辺を守り育てる | 0 | 6 | 1 | 7 | |
8. 多様な生物を守り育てる | 0 | 6 | 2 | 8 | |
【4】 快適で安全な暮らしへ、みんなで取り組むまち | 9. きれいな空気を創っていく | 2 | 35 | 4 | 41 |
10. きれいな水を創っていく | 0 | 14 | 0 | 14 | |
11. 不快な騒音・振動や悪臭をなくす | 1 | 17 | 0 | 18 | |
12. きれいな土地を創っていく | 0 | 5 | 0 | 5 | |
13. 有害化学物質による汚染やその他の公害を防ぐ | 2 | 24 | 0 | 26 | |
【5】 環境保全へ、みんなで協力・行動するまち | 14. 環境学習を進める | 1 | 19 | 1 | 21 |
15. 環境保全活動に取り組む | 2 | 19 | 2 | 23 | |
合計 | 23 | 267 | 53 | 343 |