第10回「百字で伝える私の想い」審査結果
- [2020年12月10日]
- ID:12780
第10回「百字で伝える私の想い」入賞作品集
市教育委員会では、子どもたちの考える力と心を育てることを目的に、百字で想いを伝える「百字で伝える私の想い」作文コンクールを実施しております。
第10回となった今年度は、2099作品の応募がありました。2回にわたり審査会を開催し、入賞者が決定いたしました。入賞作品は以下のとおりです。
最優秀賞
〇小1 鈴木さん
お父さんの特別オムライス。お母さんが夜勤の時に作ってくれる。大好きなウィンナーがいっぱい入っているのでとっても楽しみ。ふっかふかの卵の上に、ケチャップでハートの絵を描くよ。世界一おいしいね。
〇小2 酒井さん
僕は三人兄弟。五歳の妹とは、ケンカもするけどよく遊びます。二歳の弟は、イタズラッ子で困っています。そんな弟が言葉を話し始め、僕や妹が手伝ってあげると、「ありと。」これが、僕の弟の「ありがとう」です。
〇小3 川島さん
お母さんは自分の手が嫌いと言うけど、私は大好き。痛いところをさすってくれるとほっとする。お母さんの手は、いつも温かい、魔法の手のようだ。でも時々がさがさだから、お手伝いをして、少し手を休ませてあげよう。
〇小4 石井さん
「おはよう。」大好きな友達の声。今日も一日が始まった。いつも思う。「僕の一日の始まりは最高だ。」挨拶をされるだけでとても気分がいい。こんなすてきな友達をもって幸せだ。明日こそ、僕から先に言うぞ。
〇小5 佐野さん
僕の家は、建ててから五十三年経っていて、僕のおじいちゃんが建てた家。台風や大雨から家族を何回も救ってくれた。五十三年経っても丈夫で広い家。元々は民宿で昔はたくさんの人が泊まりに来ていた。思い出の家、長生きしてね。
〇小6 川名さん
シートベルト。私は今年の二月、事故にあった。私は額を十六針縫う怪我。一緒に乗っていた祖母は足を骨折。私は亡くなっていたかもしれない。そう思うとぞっとする。私を守るシートベルトを今日もつける。頼むぞ。
〇中1 三堀さん
「プワーン。」なんとも言えないまぬけな音になった。私は、吹奏楽部に入った。トロンボーンに興味をもってやってみたけど、先輩みたいなきれいな音を響かせるのにまだまだ時間が必要だ。でも、君に似合う音が出せるまで頑張るよ。
〇中2 鎌田さん
足の怪我から早一年。通院生活になってもう一年。走れなくて皆に励まされて、リハビリで家族に応援されて、いつも申し訳なくて謝るばかりだから、改めてごめん。私はいろいろな人に支えられて、背中を押されているんだな。
〇中3 不川さん
「梨、送るね。」おばあちゃんからの電話。次の日どっさりと梨が届いた。冷蔵庫でよく冷やし、家族皆でシャリシャリとほおばる。冷たくて甘い。今年の夏、不安もたくさんあったけど、この梨のおかげで元気になれた。受験も頑張るね!
〇一般 南房総市 吉野さん
今日も二人で散歩。夫は世話になりっぱなしと言う。私は貴方の優しさに元気をもらっているよ。互いに感謝の思いが広がる。共に歩んで五十年。夫の変わらぬ温かさに有難う。今、子供らからの「父母のように」の言葉が嬉しい。
優秀賞
〇小1 佐久間さん
五月に私の下の前歯が抜けました。今、となりの歯がぐらぐらしています。前歯さん、いつもご飯を食べる時に、がんばってくれてありがとう。大人の前歯さん、これからよろしくね。
〇小2 木曽さん
僕のじじはカニ取り名人。水の中のカニをしゅっと捕まえて、バケツに入れちゃう。「これは、イソッピだよ。」カニの名前も教えてくれる。海のことを何でも知っているじじは僕の自慢。また、海に行こうね。
〇小3 石井さん
「ナイスキャッチ。」お兄ちゃんがいつも野球の相手をしてくれる。私は野球が大好き。いつも夜ご飯ができるまで、野球の相手をしてくれるお兄ちゃんが大好き。夜ご飯がいつもおいしく感じられる。
〇小4 辻さん
「何時に帰ってくるかな。」お風呂の中で考える。水の音が響くと、余計に寂しくなる。そんな時は、思い切り顔を洗う。お母さんもがんばっているから、私もがんばる。お母さんが仕事から帰ってきたら、どんな話をしようかな。
〇小5 勝本さん
「せなのバカ」親友とケンカした。仲いい時は一緒に遊んでいるのに。ケンカした日の夜は、笑えなかった。仲直り、したい。そう思った。その時、初めて親友の大切さに気づいた。これからもよろしくね。
〇小6 清水さん
「二重跳びができた!」足に縄が当たって「痛い!」前まで使っていた黄色い縄跳び。でも、その縄跳びは縄が切れてもうない。その縄跳びにはいっぱいの思い出があった。少し悲しいけれど、新しい縄跳びで前はやぶさ、頑張るぞ。
〇中1 秋山さん
最高。「プシュッ。」快い音。「グビグビ。」生きてるって感じ。片手には約百四十円のソフトさきイカ。これがまた、たまらない。ほど良いくさみ。かめばかむほど染み渡る。金曜日の楽しみ。もっと飲みたいオレンジジュース。
〇中2 関口さん
「今年も咲いている。」小学一年の時に植えてから夏の朝必ず咲いている朝顔。台風や大雨がきても、今年も顔を見せてくれた。朝、学校に行くとき力一杯咲いているのが見える。「頑張らないといけないな。」と毎朝思う。
〇中3 眞田さん
「二人は仲いいね。」とよく言われる。そうでもないと私は思う。時々、双子じゃない方が良かったと思う時がある。でも、いないと困る事の方が多い。知らない間にとても大切になっていた。いつもは絶対言わないけど。
〇一般 南房総市 笹子さん
昨年の災害時での事。「元気ですか、足りない物はないですか」孫達から私を案ずる手紙。最後に「ばば大好きだよ」優しさに目頭が熱くなり、「ばばも大好きだよ」子育て中の親、孫に感謝の毎日です。「ありがとう」
佳作
〇小1 小谷さん
鉛筆さんいつもありがとう。そして、毎日削って短くなってごめんね。おかげで、計算したり、字の練習をしたりできているよ。これからも毎日削るけど、大切にするね。
〇小1 忍足さん
「いってらっしゃい」お母さんの言葉に僕は毎日元気をもらっています。一年生になって、毎日どきどきしながら歩いていきます。お母さんの顔が見えなくなるとさみしいけど、僕は学校が楽しいです。
〇小1 和田さん
じいじ、竹とんぼを作ってくれてうれしかった。じいじはすごく上手だね。つくるのもすごいけど、飛ばすのがかっこいいよ。手をこすって飛ばすのは難しかったけど、じいじが教えてくれたから、庭のはじまで飛んだよ。
〇小2 石井さん
一人ひとりに挨拶してくれる運転手さんとガイドさん。最初ははずかしくてできなかったけど、一回言ったら次から言えた。一緒に笑顔になってうれしかった。「挨拶」って、いい気持ちだね。
〇小2 佐粧さん
二年生から、朝、近くのお姉さんの家まで一人で行っている。本当は母と話しながら一緒に歩きたい。さみしいけど、二年生だからがんばる。でも、一年生の時から言う言葉は同じ。「今日も早く帰って来てね。」
〇小2 小柴さん
「虫取りやろう。」って言うと「一緒にやろうね。」と言ってくれるあやと君。一緒にお話するのも楽しいし、元気がないと、「どうしたの?」と心配してくれる。勉強も進み方を気にしてくれる。優しいあやと君に僕ができることは何かな?
〇小3 元沢さん
「太智、いいものあげる。」僕はお父さんに呼ばれて玄関に向かった。お父さんが袋を破いた。中身は本多忠勝の本だった。「やった。」僕は早速本を読んだ。お父さんは、僕の好きな本を知っている。
〇小3 吉野さん
「あたたかい。」布団に入るといつも思う。夜寝る時も、朝起きる時も、ふわふわでいい気持ち。布団をかぶってないと、心が冷たくなる。今日も僕のことを温めてね。君のおかげで、明日も一日、がんばれそうだ。
〇小3 吉田さん
今、新型コロナで生活が変わった。校外学習がない。でも、こうやってみんなで勉強ができるのは、帰った後、先生方が消毒してくれるから。自分にできること、手洗い、マスク、外出自粛。みんなで力を合わせて新生活。
〇小4 矢部さん
「シロー、シロー。」車の下や庭の日陰を探した。エサの箱をしゃかしゃか振るといつも来るのに。いつも日が暮れるまでシロと遊んだ。学校からの帰り道、橋の所で待っていてくれるのに。シロ、思い出を忘れないよ。
〇小4 小澤さん
私のお父さんは大工さん。去年の台風でお仕事がいっぱいになった。最初の頃は、毎日、私が寝る時まで「ブーン」という機械の音が響いていた。いろいろな家を直したお父さん、これからもがんばって。
〇小4 和泉澤さん
小さい時、かくれんぼをしたおじいちゃんの家。台風の被害で取り壊す。悲しい。でも、思い出がたくさん。楽しかった。新しい家を探検したらかくれるところいっぱい発見。おじいちゃん、またかくれんぼして遊ぼうね。
〇小5 小原さん
「シャツはしまったの?」「しっかりやって!」おばあちゃんはいつもそんな風だ。本当に嫌なほど、うるさい。でも、本当は私のために言ってくれていたなんて、気づかなかった。きっとそれは未来の私につながっていくんだ。
〇小5 明石さん
剣道で辛い時、いつも友達に励ましてもらう。稽古は全部辛い。それでも友達は弱音を吐かない。自分ばかり励ましてもらうばかり。今度は私の番。一緒にがんばろうね。辛い時も一緒に乗り越えていこうね。
〇小5 新倉さん
今日は日陰で気温が二十九度あった。その中で工事の人がトイレを直しているのを見た。作業着とヘルメットとマスクで、部品を外したり壁を直したりしていた。暑くても白浜小のために働いてくれてありがとう。
〇小6 白川さん
「ダダダッ」今日も愛犬は元気に散歩に出かける。そして私に元気をくれる。いつも愛犬の話で家族が笑う。犬と共に暮らせるのは、私の一生の何分の一かにしかならない。でも、「最高だった」と思える一生にしてあげたい。
〇小6 伊藤さん
ハンドルをギュッと握る。ペダルに乗せた足に力を入れる。こげばこぐほど速くなる。自転車と一つになり、風になったようで気持ちがいい。自転車に乗れば、いろいろな所に行けるような気がする。「さぁ、一緒にでかけよう。」
〇小6 佐久名さん
お母さんが熱を出した。僕たちが代わりに洗濯物をやってみた。食器洗いもしてみた。クタクタだ。いつも当たり前にお母さんがしてくれていた。僕はお母さんの大変さを知った。ごめんね。これからは僕も率先して手伝うからね。
〇中1 出山さん
コロナで休校が続いた日々。親も仕事で家にいない。昼食も冷凍食品で済ませていた。五月。おうち給食が配られた。久しぶりに食べた給食。とてもおいしくて、うれしかった。それから昼食が、毎週待ち遠しくなった。
〇中1 密田さん
「ついたー。」家族みんなで拍手して喜んだあの日。台風からの停電。うちは三日間だったが、暑くて暗くて辛かった。あれから一年、当たり前のように電気を使っている。今一度、電気のありがたさを見直そうと思う。
〇中1 岡﨑さん
勉強はまだいいの?私がだらだらしていると母が言う。まだ大丈夫、とつい思ってしまう。でも、テストが終わると勉強しなかったことを後悔する。母の言葉を思い出す。全部、私のために言ってくれていたんだ。
〇中2 小藤田さん
このコロナの状況の中、母は看護師の仕事で疲れていると思うが、疲れを見せずに家事をこなしている。仕事が休みの日でもパソコンで仕事をしている。母が体をこわさないかと心配しながら、がんばれと心の中で唱えていた。
〇中2 安田さん
九人で活動しているソフトボール部。試合に出るには一人も欠けてはいけない。守備練習中、エラーをしても怒らず「頑張れ。」と応援してくれるチームのみんなには感謝しかない。その恩を試合の守備、攻撃で必ず返します。
〇中2 伊藤さん
早く消えろ。コロナに対しての考え。共感しない人などいないだろう。祭り、花火、部活、何もなかった夏休み。こんな環境楽しめない。早く皆でイベントをしたい。次こそ頼む。楽しかったと言える夏休み。
〇中3 髙橋さん
私は家に帰ることが楽しみだ。家の外にも漂う夕飯の香り。おかえりと明るい声。それは祖母のものだ。祖母と一緒にいるといつも心に優しい火が灯る。それが私の心をあたたかくする。私もそういう大人になりたい。
〇中3 渡邉さん
わかっている、わかってはいるけど・・家に帰ると「勉強しなさい。」弟と遊んでいても「勉強しなさい。」父と母は体験があるから言ってくれている。将来のためにもなる。わかっているからこそ、行動できない自分がもどかしい。
〇中3 保坂さん
「ゴールド、金賞。」二年も前に聞いた言葉なのに昨日のように思い出される。今年も仲間達と当たり前のように楽器を吹けると思っていた。コンクールに出場できると思っていた。皮肉だがこの状況になり本当に大切なものを知ることができた。
〇一般 南房総市 鈴木さん
今年3月、岩手県在住の母が米寿を迎えた。電話口で「腰が痛いわ、物忘れはするわ・・でも、子供たちのために頑張ろうと思う」と母。「頼むね」と私。現在もコロナ禍で移動自粛中。だけど、母さん、どんな時も心は傍にいるよ。
〇一般 南房総市 前田さん
寝る前の真っ暗い中での10分。「今日は何して遊んだの?」「楽しい一日だった?」明るい時間には話してくれない事もこの時は気持ちを聞かせてくれる。一日元気に過ごせてありがとう。明日もいい日になりますように。
〇一般 南房総市 川崎さん
娘は絵が大好き。楽しそうにいろんな絵を描きます。独特なタッチで娘の世界が広がります。学校の絵が多く、先生、同級生との一面を描きながら話をしてくれます。皆さん、娘を支援して下さり、ありがとうございます。
〇団体特別賞 安房特別支援学校 高等部一年生の皆さま
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