第7回「百字で伝える私の想い」審査結果
- [2017年11月1日]
- ID:10665
第7回「百字で伝える私の想い」審査結果
市教育委員会では、子どもたちの考える力と心を育てることを目的に、100字という限られた文字数で想いを伝える「百字で伝える私の想い」作文コンクールを実施しております。
第7回となった今年度は、2396作品の応募がありました。そして、平成29年10月10日(火曜日)13日(金曜日)、丸山分庁舎第2会議室にて、審査会を開催し、入賞者を決定いたしました。入賞者は以下のとおりです。
最優秀賞 ※原文のまま
〇富山小 1年生 伊藤 汰朗(いとう たろう)
うちにあかちゃんがきました。ほやほやのピーナッツみたいなおとうとです。あかちゃんがいるとママとキャッチボールできなくてざんねんだけど、ぼくはやっとおにいちゃんになれました。うまれてきてくれてありがとう。
〇和田小 2年生 伊丹 康晴(いたみ こうせい)
べんきょうが分からなくて、時間がかかる。なきそうになると、お母さんが見つけてくれる。いそがしくても、そばでおわるまで見てくれる。たまに、うるさいよって、思っちゃうけど、お母さんがいなきゃ、だめなんだよ。
〇千倉小 3年生 安達 玲奈(あだち れいな)
私が学校へ行く時、まだねているお父さん。夜は私がねてから帰ってきます。仕事着はまっ黒だし、カブトムシみたいなにおいがしてくさいけど、家ぞくのためにいつもありがとう。つかれてると思うけどまたテニスやろうね。
〇富山小 4年生 佐藤 ゆき(さとう ゆき)
コナンは、わたしのねこです。海のトイレでひろいました。ひろった時は、ガラガラ声でした。さびしくて、いっぱい、鳴いたからだと思います。今はかわいい声で「ニャー」といいます。ありがとうといっているのかな。
〇和田小 5年生 木村 航大(きむら こうだい)
「足の具合は大丈夫?」毎日学校で会うたびにぼくの足のけがを気にしてくれる。ぼくの一番の心の友達、四年生の洋友くんだ。声をかけてくれて、とてもうれしい。足は大分よくなった。これからも、仲良く遊んでいこう。
〇南三原小 6年生 相川 隼成(あいかわ はやなり)
「宿題やりなさい。」こうお母さんが怒った時、僕のイライラのスイッチがピッとつく。僕のために言ってくれた言葉なのに。わかっているのに気持ちを伝えられない。ありがとうの一言でいいのに。だから今言う、ありがとう。
〇三芳中 1年生 高橋 良治(たかはし りょうじ)
父は五十二才で疲れやすくなり腰にシップも毎日貼っているのに自分はまだ三十才だから若いと僕達に言う。そんな父が大好きでたのもしい。農家をやりながら看護師をしている父の頑張っている姿に伝えたい。ありがとう
〇白浜中 2年生 義道 希歩(ぎどう きほ)
一年に数回しか会う事ができない二人のお姉ちゃん。たまに帰ってきても家の事は何もしなくて役に立たない。でも仕事や大学の話をしてくれる。だから私は未来を創造することができる。これからもたくさん話をしてね。
〇嶺南中 3年生 小滝 裕也(おだき ゆうや)
小さい時からずっと好きだった。どれほどの時間を本と過ごしただろう。一ページめくるたびに私をドキドキさせその世界に魅了された。私の人生観を変えてくれたのは本だ。そのことに改めてお礼をいいたい。ありがとう。
〇一般 南房総市 水島 久美子 (みずしま くみこ)
息子のあのねノートは、大きなはなまると、褒め褒め言葉で、真っ赤になっています。それを見る息子の顔は誇らしげで、家族の顔も笑顔になるのです。先生、褒める言葉って、こんなにたくさんあるのですね。
〇一般 南房総市 宇畑 房子(うばた ふさこ)
診察を待っていた。突然喉の発作。呼吸も出来ず涙が出た。その時前にいたご婦人が「大丈夫ですか」と背中をさすって呉れて看護師さんに水を依頼、持っていたマスクと飴を下さった。感動で心の底から本当にありがとう
〇一般 館山市 半澤 糸子(はんざわ いとこ)
先日、九十一歳の誕生日を迎えた私に、四歳と二歳の曾孫娘からプレゼント。キャラメルと酢こんぶで、昔ながらの箱に入った懐かしいおやつです。二人が幼い頭と心で、一生懸命考えてくれたプレゼントに、ありがとう。
優秀賞 ※原文のまま
〇富浦小 1年生 鈴木 千穂(すずき ちほ)
となりのおばあちゃんことしもおくらがげんきだね。わたしのせよりもたかいね。らいねんは、わたしとどちらがたかくなるのかな。おくらはねばねばやわらかでとてもおいしかったよ。あついなつにかてそうなきがするよ。
〇富浦小 2年生 鈴木 貴文(すずき たかふみ)
ぼくは、かたたたきがとくいです。リズムよくじょうずにできます。いつもおかあさんのかたは、石みたいにすごくかたいです。でもぼくがおふろからでて、かたをたたくと、ありがとうとうれしそうで、ぼくもうれしいです。
〇富浦小 3年生 岩﨑 桜之進(いわさき おうのしん)
お父さんのすすめで、剣道を始めた。今までつづけたいと思うスポーツがなかったぼくだけど、剣道のけいこに行きたくないと思う日はない。竹刀をふると気持ちがすかっとする。すきなものに出会わせてくれてありがとう。
〇和田小 4年生 島津 和花(しまづ わか)
お母さんは、ようほうの仕事も家の事もする。お父さんが仕事でいない時は、特にいそがしい。その時私が「手伝うよ。」と言うと、お母さんは、ホッとした顔で指示を出してくれる。お母さんの役に立てることたくさんしたいな。
〇南三原小 5年生 井口 航輝(いぐち こうき)
夏休みに、お父さんの仕事を手伝いました。朝早く起きて、漁に出ました。船を運転しているお父さんは、ふだん家で見るお父さんとはちがってすごくかっこよかったです。お父さん、漁に連れて行ってくれてありがとう。
〇和田小 6年生 杉本 大和(すぎもと やまと)
「よし、打てる。」ぼくはそう思って打席に立つ。相川さんは、ぼくを試合に出してくれたり、野球を教えてくれたりする。まだまだ、上手ではないけどチャンスの時には声がかかる。「次、いくよ。」その期待に応えたい。
〇白浜中 1年生 小原 大瑚(こはら だいご)
家へ帰る。くたくたにつかれた体でただいまと言う。すると、母は笑顔でおかえりと言ってくれる。何気なく言うその言葉と笑顔にいつも助けられ、明日もがんばろうという元気ももらう。ちょっとした気づかいありがとう。
〇三芳中 2年生 岡本 昌士(おかもと まさし)
僕の家は、三芳で肉牛を育てています。悲しいことも多いのですが、肉牛がいてくれるから、僕は生活しているし、ここまで大きくなったのです。出荷の時、いつもより多くエサを食べる牛たち。ありがとう。
〇嶺南中 3年生 安田 愛梨(やすだ あいり)
先生がいたから今の私がいる。一年の頃は、キツくて辛くて正直部活が嫌だった。でも一生懸命やった分認めてくれた。なかなか結果が残せなくても最後まで信じてくれていた。今は感謝でいっぱいだ。この恩絶対返します。
〇一般 南房総市 鵜田 久子(うだ ひさこ)
日本タンポポと西洋タンポポと土手に並んで咲いている。七十年前戦ったアメリカと今は助けあう間柄。平和がいい。世界中に戦争が無くなるといい。今の平和のためにかつて戦った沢山の兵隊さん、平和をありがとう。
〇一般 南房総市 吉野 八重子(よしの やえこ)
仕事と子育てに励む娘孫の写真に添えられる「帰れる故郷があるから頑張れる」そこには、変わらぬ親がいるからだろうか。親も又子や孫の確かな歩みを感じつつ、広がる夢に元気になれる。有難う心あるメッセージを。
〇一般 館山市 沼野 法子(ぬまの のりこ)
介護する私に「ねえばば 肩も治って元気になったみたいだねぇ だってさぁ 彩葉が七夕様にお願いしたからさぁ 美空は、じじが早く治りますように!だよ」とやさしく言った。二人の孫にありがとうと言う前に涙がこぼれた。
佳作 ※原文のまま
〇三芳小 1年生 野村 光来(のむら みらい)
おとうさん、いつもありがとう。しごとからかえってくると、よるでもきゃっちぼおるをしてくれる。だからぼくはぼおるをなげるのもとるのもうまくなったよ。こんどしあいにでられるから、おとうさんにきてほしいな。
〇千倉小 1年生 山根 智仁(やまね ともひろ)
ぼくは、まいにち、おとうさんと、ふとんをたたんでいる。おとうさん、「ありがとう。」といってくれるとぼくはうれしくなる。おとうさんもおなじきもちだっていってくれた。ありがとうって、たいせつだとおもった。
〇南三原小 1年生 鎌田 智明(かまだ ともあき)
ぼくのなまえの「智(とも)」は、おとうさんからもらったよ。力もちっていういみだって。「明(あき)」は、あかるいこになるように。一ねんせいになってはじめてしったよ。ママからきいたよ。だから、かけっことてつぼう、がんばるね。
〇富山小 2年生 王子 結奈(わかおうじ ゆな)
わたしには、家の近くにすんでいるおばあちゃんがいます。しゅう二回、けん道に行く前に、おにぎりを作ってくれます。れんしゅうでたくさん走るわたしにとって、元気のもとのおにぎりです。おばあちゃんありがとう。
〇富浦小 2年生 樽本 恋來(たるもと ここ)
今年九十五才になる私のひいばあは、大さかに一人ですんでいる。この前はがきに字もかけなくなって目もみえなくなってきたとかいてあった。でも今年も私のたん生日をおぼえていてくれた。ありがとう、ひいばあちゃん。
〇南小 2年生 田中 快篤(たなか かいと)
ぼくは、学校であまりいいことしていません。友だちにもいいことを、していないのでいいことがありません。だから「ありがとう」がみつからなくて、もやもやしました。いつか学校の友だちにいいことをしたいと思います。
〇富浦小 3年生 渡辺 結衣人(わたなべ ゆいと)
けん道をぼくより九ヶ月早く始めたおうのしん。四ヶ月あとから始めたしゅうや。けい古大へんだけど三人で強くなろうね。いつかし合に出て、三人でかとう。三人でいるとつらいれん習も楽しいよ。本当にありがとう。
〇三芳小 3年生 村田 平(むらた たいら)
お父さん、僕を富士山につれて行ってくれてありがとう。きゅうに、「富士山に行くか、平。」と言われた時はびっくりしたけど、はじめて日の出を見られてうれしかったよ。お父さんと、ちょう上に立てて最高にうれしかったよ。
〇白浜小 3年生 武田 琉希(たけだ りゅうき)
ぼくが足をけがしたときにクラスのみんな、やさしくしてくれてありがとう。給食を運んでくれたり、くつを出してくれたり、ランドセルを持ってくれてうれしかったよ。だれかがこまっていたら、今度はぼくが手つだうよ。
〇富山小 4年生 中村 陽(なかむら ひなた)
五月に妹が生まれました。妹の名前は「和」と書いて「ほのか」です。今まで三人兄弟の一番下だったぼくがお兄ちゃんになりました。和が「お兄ちゃん」とよんでくれる日がくるのが楽しみです。生まれてくれてありがとう。
〇南小 4年生 尾形 宙南(おがた ひろな)
私のひいおばあちゃんは、昔の手遊びを教えてくれます。学校から帰ってくると、必ず、「手遊びをやろうよ。」と言って、教えてくれます。もう、数えきれないくらい教えてもらいました。手遊びは、私の大切な時間です。
〇和田小 4年生 泉 優樹(いずみ ゆうき)
毎年おいしいみかんが食べられる。ひいおばあちゃんが若いころ種から育てた木からとれるみかんは、とてもおいしい。ひいおばあちゃんの優しい気持ちがたくさんつまっているみかんだ。みんなでたくさん食べるからね。
〇富浦小 5年生 成田 倫(なりた りん)
ぼくのひいばあちゃんは、二年生の時に亡くなった。その時は、何が何だかわからなかったけど、今は何だか切ない。小さい時一緒に散歩や遊びに行った。玄関から落ちた時も助けてくれた。天国までとどけ。「ありがとう」
〇富浦小 5年生 平島 南菜(ひらしま なな)
じいちゃんのいない初めての夏、じいちゃんイオンでいっしょにアイス食べたね。あとフェリーにいったりしてすごく楽しい夏だった。でも今年はじいちゃんがいない。生きてたころにはいえなかったけど「ごめんありがとう。」
〇南小 5年生 石井 春志(いしい はるゆき)
「うわ~、きれいだな。」ぼくは、夏休みに富士山に登った。すばらしい景色を見られたのも両親のおかげ。ぼくは、最初参加費二万円に迷ったが、「いいよ。」と言ってくれた。自然のすばらしさと両親に感謝したい。ありがとう。
〇三芳小 6年生 渡邉 美智佳(わたなべ みちか)
「おかえりなさい。」と、下校時に言ってくれるバスのガイドさん。その声と笑顔でほっとする。笑顔で周囲の人をいやすことができることにあこがれる。私は将来保育士になりたい。子どもなどたくさんの人を笑顔にできる人に。
〇南小 6年生 清水 大資(しみず だいすけ)
「だいはねたかな?」ねていると僕にお父さんがこちょこちょをしてくる。いつもは静かなお父さん。でもこの時間は何でも言える気がする二人の時間。僕は、この時間が大好きだ。お父さん、体に気をつけてがんばってね。
〇和田小 6年生 山口 莉奈(やまぐち りな)
私には、小さい頃から仲のいい同級生がいる。陸上のリレー練習で、アドバイスをたくさんしてくれる。意識すると上手にできる。でも、「ありがとう」のひと言が言えない。陸上大会で入賞して、感謝の気持ちを伝えたい。
〇三芳中 1年生 鍛屋 朋伽(かじや ともか)
ただいま。しっぽをふりながら近づいてくるね。しばいぬのはな。私が中学校に入って、つかれたり不安だったり、そんな気持ちを少しでも軽くできたのははなのおかげだよ。私ははなにこう言いたい大好き、ありがとって。
〇千倉中 1年生 初山 かの子(はつやま かのこ)
私には忘れられない先生がいる。その先生は怒る時も優しい時もある。先生は、不器用で、悪い所ばっか。けれど生徒は先生に、先生は生徒にたがいに伸ばされた。最高の一年だったな。十三年間生きてきて沢山感謝できる人。
〇嶺南中 1年生 斎藤 颯都(さいとう はやと)
僕は中学校に入学して野球部に入部をしました。最初、両親は入部に反対でした。ですが、どうしてもやりたいと伝えると、入部させてくれました。許してくれた両親のためにもレギュラーになれるようにがんばります。
〇三芳中 2年生 渡邉 穂(わたなべ みのり)
母って偉大だと思う。母は、スケジュールはパズルといっている。やりたい事、やらなくてはいけない事のパズルを一日で組み立てる。母は毎日忙しいのに、生き生きしている。輝いている。ずっと私の特別な母さんでいてね。
〇嶺南中 2年生 相川 さり(あいかわ さり)
棒高跳びについていろいろなことを教えてくれる先生。寝る間もなく、私たちの事を考え上達するように、たくさんのアドバイスをくれます。「跳べる」その一言で私はがんばることができます。そんな先生にありがとう。
〇嶺南中 2年生 庄司 美緒(しょうじ みお)
私が元気に過ごせているのは家族のおかげ。毎日楽しく過ごせているのは友達のおかげ。私が健康に生活できているのは美味しいご飯のおかげ。私はたくさんの命に支えられて生きている。すべての命にありがとう。
〇富山中 3年生 西尾 彪我(にしお ひょうが)
僕は母親に感謝を伝えたい。最近姉が子どもを産んで帰って来た。姉や母親だけでは大変で僕も手伝うことがある。そんな時(僕もこんな風だったんだ。大変だったんだろうな。)と思った。母親は偉大で大切だなと感じた。
〇富浦中 3年生 花輪 菜緒(はなわ なお)
有難うと誰かに言うなら、私は家族に言いたい。困難に立ち向かう私をいつも支えてくれた。そんな私は今、人生の大きな一歩を踏み出そうとしている。いつまでも家族は私の力の源だ。頼もしい私の家族、ありがとう。
〇千倉中 3年生 今敷 倫佳(いましき ともか)
今まで三年間やってきた部活動。苦しい練習を一緒に乗り越えてきた仲間。そして、いつも熱心に教えてくださった顧問の先生。いろいろな人達のおかげで技術もメンタルも強くなれた。部活仲間・顧問の先生ありがとう。
〇一般 南房総市 青木 玲子(あおき れいこ)
私の宝物の一つに折々の記念日に娘や孫から届くカードがあります。社会人になってからは市販のおしゃれな物になりましたが、幼稚園の頃からの手作りの物も、大切に取ってあります。いつも心にかけてくれてありがとう。
〇一般 南房総市 相川 彰子(あいかわ あきこ)
おばあちゃん、いつもひまごを見守ってくれてありがとうございます。三人共、おばあちゃんのおんぶで育ちました。おばあちゃんの背中のあたたかさが、これから大きくなってもずっと子供達を守ってくれると思います。
〇一般 南房総市 井上 澄風(いのうえ すみか)
南房総にありがとう。楽しい事やつらい事、いろいろな事があるけれど、いつも変わらない人々の温かさと自然の彩りに癒される。「いつもありがとう。」大好きな南房総に心から感謝して美しいこの地を未来へと繋いでいきたい。
全体講評
(1)短い文章で、自分の思いを伝える技能が年々高まっている
→年々、作品の質が上がっている。その中で課題としては、一文が長い作品が見られた。一文を短くすることで、歯切れの良い文章になり、リズム感が生まれるので、読みやすくなる。
(2)書き出しとまとめ方を工夫したい
→書き出しを会話文で始めるのも1つの方法である。また、まとめは「ありがとう」だけが感謝の気持ちを表す言葉ではない。意志などでも、感謝の気持ちを伝えることができる。
(3)「たかが100字、されど100字」限られた字数を有効に
→文章から、場面が見えてくると、読み手にも書き手の思いが伝わる。どうしてそうなのか、そう思ったのか、理由を具体的に表現できると良い。
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