ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    根本マリンキャンプ場の絶滅危惧種の保護について

    • 初版公開日:[2024年03月06日]
    • 更新日:[2024年3月6日]
    • ID:20181

    昨年、インターネットで根本マリンキャンプ場が開かれる海岸は、県が指定している絶滅危惧種のウミガメとシロチドリの繁殖地であることを知りました。毎年キャンプ場として重機で砂浜を整地するため、ウミガメやシロチドリの卵やヒナが知らないうちに犠牲になっている可能性があるそうです。

    太平洋に突き出た房総半島の南端は、地理的に海辺に生きるものたちにとって非常に重要な繁殖地となっていると思います。

    人間によって絶滅の危機にあるウミガメやシロチドリを今救えるのは南房総市の対応だと思います。

    南房総市が誇る豊かな自然を、そしてウミガメやシロチドリと共存する海岸をぜひ未来につなげるご対応をお願いいたします。

    回答

    根本マリンキャンプ場の管理運営は、市と地元の根本区とで協定を締結し、根本区が指定管理者として行っております。また根本海水浴場は条例に基づき南房総市で安全確保、事故その他の危険発生防止に必要な施策を講じているところです。

    毎年キャンプ場として重機で砂浜を整地するためウミガメやシロチドリの卵やヒナが知らないうちに犠牲になっている可能性があるとのことですが、整地する業者は、作業前に整地場所を歩いて、ウミガメやシロチドリの卵やヒナがないか確認してから作業を行い、卵等を発見した時は業者から地元の野鳥の会に連絡をしています。また、キャンプ場を管理運営する根本区では、キャンプ場開設期間中にウミガメやシロチドリの卵を発見した時に、同じく地元の野鳥の会に連絡をし、野鳥の会で卵の周りをロープで囲い看板を立てて対応しています。

    毎年整地する地表は固いため、ウミガメやシロチドリはそこには産卵せずに、離れた柔らかい砂の近辺に産卵することがほとんどです。

    今後も根本マリンキャンプ場は、ウミガメやシロチドリと共存できるよう関係者、団体とで協力し連携をとりながら管理運営してまいります。

    なお、千葉県ではアカウミガメ、シロチドリは「A最重要保護生物」に分類され、環境省では、アカウミガメは絶滅危惧IB類(EN)、シロチドリは絶滅危惧II類(VU)として公表しています。

    (問い合わせ先:商工観光部観光プロモーションン課 電話:0470-33-1091)