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あしあと

    下滝田「桜花」発射基地跡を戦跡として保存することに助力を

    • 初版公開日:[2021年10月15日]
    • 更新日:[2021年10月15日]
    • ID:15724

     三芳地区下滝田には戦時中の特攻兵器「桜花」の発射基地が現存していますが、地元下滝田でも知らない人が多く、今や畑の中で忘れ去られようとしています。

     この希少な戦跡を何とか残したいと私達「南房総平和をつくる会」では、この墓地のほか山名に現存する「榴弾砲砲台跡」などの保存活動を続けていますが、高齢化による会員減少で活動も風前の灯状態となっております。

     そこで市の方から何かしらのバックアップが得られれば活動の活性化や会員増につなげられるかと思い手紙を送らせていただきました。

    回答

     日頃より、桜花発射基地跡などにおいての保存活動を実施していただいておりますことに感謝申し上げます。

     ご指摘いただきましたように、南房総市をはじめ近隣の館山市や鋸南町など千葉県南部には第二次世界大戦末期の本土決戦に備えたといわれる砲台陣地、観測所、電探基地など多数の戦争遺跡が存在し、その中には桜花発射基地や震洋基地などの特攻兵器の基地跡といったものも存在しています。

     市における文化財の状況からご説明をさせていただきますと、市内には224件の指定文化財がありますが、それらの文化財は所有者や管理団体において管理を行っていただいております。市内の多くの文化財において、「保存活動にかかる経費」や、「過疎化と高齢化による人的資源の減少」という課題を抱えています。

     ご要望をいただきました「保存することに助力を」につきましては、文化財は所有者において管理して頂く、ということが原則となりますが、今後の保存活動や啓発活動などにおいて、協力できる面もあろうかと思いますので、詳細につきましては下記の生涯学習課社会教育係まで、ご相談ください。

     今回、いただきました意見につきましては、今後の文化財行政の参考とさせていただきます。

     この度は、貴重なご意見ありがとうございました。

    (問い合わせ先:教育委員会生涯学習課 電話:0470-46-2963)