いざというときに備えて
- [2021年4月1日]
- ID:586
家庭での日ごろの備え
災害はいつどこで起こるかまったく予想ができません。私たちは、常に災害の危険と隣り合わせで生活をしています。日ごろの防災対策がいざというときにあなたとあなたの家族の身の安全を守ります。
では、日ごろからの防災対策とは、どのようなことができるでしょう。
災害はいつ起きるか分かりません。いざというときのために、日常からの備えが大切です。
(1)避難場所の確認
災害が発生するのは、家族が一緒のときとは限りません。家族が離れ離れになったときどのように連絡をとるのか、どこに避難するのか、日ごろから話し合っておきましょう。
(2)非常用持ち出し品確認
大規模な災害が発生すると、被災地に救援物資が届くのに3日間程度はかかるといわれています。市でも水や食糧等の備蓄がありますが、十分な量ではありません。家族構成に応じた非常持ち出し品の準備をお願いします。(飲料水、食糧、衣類・衛生用品、救急医薬品、応急活動用品、現金・貴重品など)
(3)家の内外の危険箇所の確認
- 地震の際には、家具などが転倒したり、棚から物が落下することが考えられます。家具を金具で固定するなどの対策をとり、安全に屋外避難できるようにしておきましょう。
- 台風等の大雨の際には、土砂災害や浸水が考えられます。日ごろから自宅付近の地形等を確認し、最新のテレビやラジオの気象情報を聞き早めの対応をしましょう。
地震が発生したとき
地震の強い揺れは、それほど長い時間続くことはありません。揺れがおさまった時点で、身の自由が確保されていれば、2次災害に巻き込まれる確立は少なくなります。
- まずは、身の安全を確保することが重要です。テーブルなどの下にはいったり、座布団などで頭部を保護しましょう。あわてて外に飛び出すのは危険です。
- すばやく火の始末をして、電気器具等はプラグをコンセントから抜き火災の原因を減らしましょう。
- 出火していれば揺れがおさまった段階ですぐに消火活動をしましょう。初期の段階であれば、家庭用の消火器で十分対応できます。そのためにも、消火器の準備と合わせて、使い方も確認をしておいてください。
台風等天候不良のとき
テレビやラジオで最新の気象情報を聞き早めの対策をしましょう。
- 地形によって異なりますが、家の裏にがけや山がある場合は、1時間に20ミリメートル以上、降り始めから100ミリメートルの雨が続いたら危険が高いとされています。細心の注意を払いましょう。
- 水は一瞬で増水します。危険だと思ったときは、外にはもう出られない状況になっている可能性もあります。周囲の状況に注意し、早め早めの避難を考えましょう。
- 小さな子どもや、高齢者などの災害弱者といわれる方がいる家庭は、災害時の対応について日ごろから話し合いをしておきましょう。