南房総市輸入受精卵による乳用種雌牛の改良推進事業
- [2015年9月16日]
- ID:1398

安房地域はかつて「酪農王国」といわれ、大規模な酪農家は少ないものの、能力の高い牛が多く、房州牛の知名度は全国的にも知れ渡っていました。
しかしながら、酪農の低迷とともに酪農家が減り、家族同様に育ててきた牛を手放なす酪農家が多く見られるようになり、乳牛の能力低下とともに後継牛が減少しています。市では、体型優秀な雌牛の生産性の向上を図り、酪農の安定経営に資することを目的として、輸入優良受精卵の導入に関する費用に対して助成を行っています。
乳牛の輸入優良受精卵導入助成を利用して丸山酪農同志会では、、カナダ・アメリカで採取された体型優秀な雌牛の凍結受精卵を輸入し、乳用牛の改良に取り組み始め、今春に最初の牛が生まれようとしています。今後、丸山酪農同志会では、この受精卵から生まれた仔牛を育て、その牛を母牛として用い、さらなる遺伝資源の確保と優良牛群の形成を目指しています。
