オオキンケイギク・オオフサモ・ナルトサワギクは「特定外来生物」です
- 初版公開日:[2023年05月10日]
- 更新日:[2025年5月23日]
- ID:18700

『特定外来生物』とは
本来日本には生息・生育しておらず、生物本来の移動能力を超えて国内に持ち込まれた海外起源の外来種を、『外来生物』といいます。
『特定外来生物』とは、外来生物の中でも特に生態系や人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすと考えられるものについて、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」により指定されているものであり、飼育や栽培、保管、生きたままの運搬などが原則禁止されています。
身近に生えている植物が「特定外来生物」である場合もあります。次の写真は特定外来生物です。
オオキンケイギク
(南房総市内で撮影)

オオフサモ
(南房総市内で撮影)

オオフサモ群生の様子
(南房総市内で撮影)

ナルトサワギク

ナルトサワギクの花と種子

オオキンケイギク、オオフサモ、ナルトサワギクについて
市内では、『特定外来生物』に指定されているオオキンケイギクとオオフサモの分布が確認されており、周辺の自然環境への影響が懸念されています。これらの植物は繁殖力が非常に強く、在来の生態系バランスを崩すおそれがあります。
ナルトサワギクも同様に繁殖力が強く、一度広がると駆除が困難な特性を持っています。現在、市内では安房生物愛好会のみなさんの駆除活動等により群生は確認されていませんが、近隣地域から再び侵入する可能性があり、引き続き注意が必要です。
これらの特定外来生物の生育域の拡大を防止するために、身近な場所(自宅の庭など)に生えているのを確認した場合には、駆除にご協力お願いします。
また、「見つけても持ち帰らない」「観賞用に植えない」などの意識と行動が重要です。

(当時の安房生物愛好会の駆除の様子)

自宅の庭や敷地内で見つけた場合は
自宅の庭や敷地内で、オオキンケイギク等を見つけた場合は、駆除にご協力お願いします。
オオキンケイギク等は、栽培が禁止されておりますので、絶対に庭や花だんなどに植えないでください。
<駆除する際の注意点>
・地下茎でも繁殖します。刈り取らないで、根を残さないように引き抜いてください。
・引き抜いたオオキンケイギク等は、種子が飛散しないようにビニール袋で密閉し、その場で天日にさらして枯らしてから可燃ごみとして処分しましょう。
・防除には開花前の駆除が効果的です。

道路などに大量に生えている場合
地域の方などで一斉にオオキンケイギク等を駆除する場合には、環境保全課までご相談ください。
オオキンケイギクの発生状況はこちら(別ウインドウで開く)から
オオキンケイギクの情報提供はこちら(別ウインドウで開く)からお願いします。
みんなで駆除しようオオキンケイギク(環境省(九州環境事務所制作))