危険生物「カミツキガメ」が南房総市内で確認されました
- [2018年6月11日]
- ID:11206

カミツキガメにご注意ください!
千葉県北部で多数捕獲実績のあるカミツキガメですが、平成30年6月に南房総市内でも7年ぶりに発見、捕獲されました。
カミツキガメは、基本的には水中で生活していますが、繁殖時期(主に5月~7月)には、産卵のため陸地に上ります。
今回は、千倉地区の路上で甲羅の大きさが30cm超の大型個体が発見されました。
カミツキガメにかまれると大けがにつながる可能性がありますので、絶対に手を出したり捕まえたりしないでください。

カミツキガメ

カミツキガメを見つけたらすぐ通報
「カミツキガメ」は特定外来生物です。定着すると生態系への被害が起こるといわれています。
カミツキガメは、体長が50センチメートルほどにもなる、色が茶色・黒色系のカメです。鋭い口と爪を持ち、周囲から危害を加えられると感じると、威嚇したり、噛みついてくる危険なカメです。噛む力が非常に強いので、噛まれると大けがになることもあります。
千葉県では「千葉県におけるカミツキガメ防除実施計画」を策定し、平成19年から計画的に防除を実施しています。
もし、カミツキガメを見つけた場合は、絶対に手を出したり捕まえようとせずに、速やかに警察署もしくは南房総市役所まで通報してください。
館山警察署 23-0110
千倉幹部交番 44-0110
南房総市環境保全課 33-1053

カミツキガメの特徴
- 手足、頭は甲羅に収納できない
- 前後の足に鋭いツメがある
- 頭部がとても大きく、尾が長い
- 北米原産動物なのでかんたんに越冬します
- 甲羅干しはしません
- 産卵期は5~7月で草地に20個以上産卵します
- 寿命は30年以上といわれています
カミツキガメは特定外来生物です。飼育、運搬、放置はいけません。
普通のカメとちがって頭部、手足が収納できません
尾がとても長いです
腹を見るとわかりやすいですが、危険なのでさわらないでください

これはカミツキガメではありません
実際に通報のあったカメです
頭部、手足が甲羅に収納されています
大きいですが、カミツキガメではありません