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あしあと

    歴史

    • [2018年4月1日]
    • ID:1221

    安房国から安房郡、そして南房総市へ

    安房地域は、718年に上総国から分かれ安房国となり、その後、一旦は国を廃され上総国へ合併されましたが757年に再び安房国として独立しました。

    かつては多数の荘園が存在しており、これらは中世末まで統治者の交代を繰り返してきましたが、戦国時代に入り、15世紀中頃に里見氏が安房統一を果たし、戦国末期に館山城を築城して安房国統治の拠点としました。

    しかし、その後里見氏は、江戸幕府による全国支配体制の確立により、1614年に改易され、以降この地は旗本領、天領、小大名の領地として分割統治されました。

    近代に入り、明治11年の郡区町編成法施行により郡制を施行、明治30年には「交通の便が相互にあり、かつ民情風俗に大差がない」という理由から、安房郡、平郡、朝夷郡、長狭郡の四郡を合併して、現在の安房郡の前身となる「安房郡」が形成されました。

    そして、昭和30年前後に相次いだ町村合併を経て、旧町村の姿となりましたが、平成18年3月20日に安房7町村による合併が行われ、南房総市が誕生しました。

    昭和の大合併以前の町村界と旧7町村界

    昭和の大合併以前の町村界と旧7町村界図

    資料:千葉県史「千葉県の歴史 別編 地誌1」

    旧7町村の昭和以降の廃置分合の状況

    旧7町村の昭和以降の配置分合の状況

    資料:総務省「全国市町村要覧」

    平成の大合併の経緯

    合併の経緯

    年月日

    内容

    平成16年12月15日

    安房7町村合併協議会設置
    (富浦町・富山町・三芳村・白浜町・千倉町・丸山町・和田町)

    平成17年2月8日

    富浦町・富山町・三芳村・白浜町・千倉町・丸山町・和田町合併協定調印式

    平成17年2月18日

    千葉県知事への廃置分合の申請

    平成17年5月13日

    廃置分合を総務大臣が告示

    平成18年3月20日

    南房総市誕生