ねこの正しい飼い方
- 初版公開日:[2020年04月01日]
- 更新日:[2020年4月1日]
- ID:964

ねこの正しい飼い方

ねこを飼う前に考えること
家族でよく話し合ってから飼うようにしましょう。
- あなたの家の周囲はねこを飼える環境ですか?近所に迷惑がかかりませんか?
- ねこの寿命は10年以上です。一生愛情と責任をもって飼うことができますか?
- 「かわいい」、「かわいそう」等の衝動的な感情で飼おうとしていませんか?
- 毎日の餌代だけではなく、不妊・去勢の手術費、病気の治療費等も払えますか?

飼い主の方へ

室内飼育のすすめ
ねこにとって、外は危険がいっぱいです。室内飼育で防げることがあります。
迷惑の防止 庭やごみ荒らし、ふん尿、鳴き声などの近所への迷惑が防げます。
事故の防止 交通事故や感染症、ねこ同士のけんか、迷子などを防止できます。
繁殖の防止 飼い主が知らない妊娠が防げます。

不妊・去勢手術は飼い主の責任です
ねこは自然にしておくと、年に数回の発情期があり、あっという間に数が増えてしまいます。また、捨ててしまうことで、のらねこの数も増えてしまいます。このような状況をなくすために、飼い主が責任をもって、ねこに不妊・去勢手術をしましょう。

絶対に捨てないでください
ねこも家族の一員です。ねこの一生に責任をもって、最後まで飼わなければなりません。また、ねこを捨てることは、「動物の愛護及び管理に関する法律」により禁止され、捨てた場合には罰せられることがあります。

どうしても飼えなくなった場合には
最後まで飼うことが飼い主の責任ですが、やむを得ず飼い続けることができなくなった場合には、新しい飼い主を探してください。知人に声をかける、ペットショップや動物病院に貼り紙を貼ってもらうなど試してみましょう。
また、県動物愛護センターでは 「飼い主探しの会」事業を、千葉県動物保護管理協会では 「新しい飼い主紹介」事業を実施しています。それでも新しい飼い主が見つからなかった場合は、県では「動物の愛護及び管理に関する法律第35条」に基づき、引取りを行っています。
絶対にねこをすてるような事はせず、引取りを依頼してください。ただし、そのほとんどは致死処分となることを覚悟してください。

野良ねこに餌をあたえている方へ
善意から野良ねこに餌を与えることは、悪いことではありません。しかし、餌を与えるだけの管理は、飼い主不明のねこが集まり、子ねこが生まれてしまい、かえって野良ねこが増えてしまいます。 そして、庭、ごみ荒らしやふん尿などにより近所に迷惑をかけることになります。餌を与える方は、次のことを守ってください。
- できるだけ自分の敷地内で餌を与え、後片付けをしましょう。
- ふんの始末をしましょう。(トイレを設置する。)
- 周辺住民の理解を得る努力をしましょう。
- ルールを決めましょう。(人とねこが地域で共存できるように、地域でルールを作る。)

関係機関へのリンク
・ ねこの飼い方、しつけ方・迷子猫について
千葉県安房健康福祉センター(安房保健所 電話22-4511) (動物のページ)
・ ねこの紹介など
財団法人 千葉県動物保護管理協会
・ 子猫の譲渡、飼い主さがしの会など
千葉県動物愛護センター