2028年AMラジオ放送の停波と災害時におけるFMラジオの重要性の高まりについて
- 初版公開日:[2025年07月31日]
- 更新日:[2025年7月31日]
- ID:22831
石井市長、はじめて手紙を書きます、近い将来移住を考えております○○と申します。
ご存じ無いかもしれませんが、今放送されているAMラジオは2028年を目途に停波(終了)され、FMラジオ放送へ一本化されます。2019年の台風では私も白浜町におり大変な経験をしましたが、テレビやスマホが使えなかった中、頼りになったのはAMラジオでした。
実は、この地域はFMラジオは、日本製のラジオでさえ、NHKFMも何も入りません。近くにBAYFMの送信所がありますが、山陰になってそれも入りません、車載のラジオはFM東京とFM横浜がぎりぎり入る程度です。
2028年以降でまた同じよう災害が起きた場合に、一帯の住民は不安な日々を過ごすことになります。
そこで市長にお願いです、総務省、NHK等にお願いしてFMラジオが受信できるようお願いして頂けませんでしょうか。是非ご検討をお願いいたします。

回答
日頃から当市行政につきまして、御理解と御協力を賜り誠にありがとうございます。
さて、先般、私あてにお手紙をお寄せいただきました「AMラジオ放送の停波と災害時におけるFMラジオの重要性の高まりについて」、次のとおり回答いたします。
現在、民間AMラジオ放送事業者の放送設備の維持が経営の重荷になっていることから、コストが抑えられるFMラジオ放送への変更(FM転換)や、FM転換を伴わないAM放送局の廃止(AM局廃止)が検討されていることは承知しております。現時点では13社の民間ラジオ放送事業者が特例でAM放送の運用休止をしていますが、南房総市エリアでのAM放送の廃止やFM放送への転換に関する国や県からの具体的な情報提供はありません。
一般的に、FM局のカバーエリアはAM局よりも狭いため、FM転換・AM局廃止後には聴取できないエリアが生じる恐れがありますが、その代替手段としてワイドFM(AM放送エリアにおける難聴・災害対策のために、AM放送の番組をFM放送用の周波数を用いて放送するもので、その周波数(90.0~95.0MHz)に対応したラジオ受信機が必要)やradiko等のインターネット配信サービスの普及などの措置が講じられることになっています。
市では災害時には防災行政無線やホームページ、LINEなど複数のメディアを活用しております。また、このAMラジオ休止は民間ラジオ放送事業者が対象ですので、NHKのAM放送は引き続き聴取いただけます。
今のところ、市としての特別な要望等は考えておりませんが、引き続き災害時における情報発信及び伝達の必要性を強く認識し、対応してまいりますので、御理解と御協力をお願い致します。
この度は、貴重な御意見をありがとうございました。
(問い合わせ先:総務部管財契約課 電話:0470-33-1022)