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あしあと

    ビワ畑の樹木葬地としての活用について

    • [2016年7月20日]
    • ID:9004

      耕作放棄のビワ畑が増加している。高齢化により死者数が増加し、墓地需要が高まる中、自然葬の一つとして樹木葬が注目されている。こうした状況を考え、ビワ畑を樹木葬地として活用し、首都圏を対象に販売してはどうでしょうか。墓参りで定期的に南房総市を訪れる人の流れが生じ、観光業などの振興になる。ビワの販売に加えて、墓地使用料の収入が得られることで、ビワ農家の経営が安定し、ビワ畑の荒廃をくいとめることができる。自然環境的にも経済産業的にも良い結果につながるように思えます。「墓地、埋葬等に関する法律」によると墓地の認可の権限は市長にあるようですが、どのようにお考えでしょうか。

    回答

     墓地の経営(設置及び維持管理)については、地方公共団体または宗教法人若しくは公益法人により、自己の所有地において、衛生的な施設の設置と適正な管理を確認の上、市長が許可をしております。墓地の経営についてはその性質上、永続的な経営体制が強く求められることから、しっかりした法人であること、土地について永久に使用できることなども確認すべき条件とされており、経営する団体による土地の所有及び墓地として登記されていることなども必要となります。墓地の設置運営の目的については、公益性を最重要視すべきものでございますので、ご意見にありましたように、(ビワ農地に限らず)荒廃農地の有効活用のため、賃貸借することでの墓地経営の許可を出すことはできません。また、今回はビワ畑(山)の有効活用について提案をいただいたところでございますが、富浦・富山地区を中心に栽培されているビワの樹園地は急峻な場所が多く、樹木葬を行うようにするにはある程度の施設整備も必要となることが想定されるため、立地条件的にも難しいと思われます。

    (問い合わせ:農林水産部農林水産課 電話:0470-33-1073)