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あしあと

    南房総市制施行10周年記念式典

    • [2016年3月20日]
    • ID:8761

    「南房総市制施行10周年記念式典」を挙行いたしましたところ、多数、御来賓の御臨席を賜り、また、多くの市民の皆さまに御列席をいただき、心から厚くお礼申しあげます。

    この10年を振り返りますと、市民の皆さま、各関係機関の皆さまから、暖かい御支援をいただき、また、行財政改革の推進に御理解を賜り、市政に御協力をいただいてまいりましたことに、深く、感謝いたしております。

    南房総市は、豊かな自然環境と豊富な観光資源を活かし、市民・企業・教育機関・行政が力を集結し、創造力を持って、市民が主役のまちづくりを進めてまいりました。

    平成18年には、11月の第3土曜日を「南房総市教育の日」に制定し、教育環境の充実した市を築くことを期する日といたしました。学習塾などで利用できるクーポン券の発行や、放課後学習指導など、独自の事業を展開し、学力向上に努めてまいりました。

    平成20年には、幼稚園及び小中学校再編計画を策定いたしました。少子化のなかで協調性を養っていく環境を整えるために、また、公共施設の適正な管理を推進するために、学校再編を計画的に進めてまいりました。

    平成20年には環境基本条例を制定し、市民環境大学を開催しました。環境保全の難しさ、重要性を学びました。この美しい郷土を、南房総市の財産として、訪れる全ての人々の宝として、守っていく使命を強く感じています。

    平成20年のリーマンショックを機会とし、南房総市は中小企業への支援策を強化し、独自の経済対策を積極的に行ってまいりました。また、公設による光ファイバー網を整備するなど、立地環境の向上に取り組んでまいりました。企業も増え、市の経済活動は、将来に明るい展望が開けてきているものと、期待に胸を膨らませております。

    平成21年からは、「協働のまちづくり」を進めてまいりました。魅力ある南房総市の実現のために、市民の皆さんとともに力を合わせ、邁進することができますように、御理解と御協力をお願い申し上げます。

    東日本大震災では、被災者の受入れ、被災地への支援物資の提供を行い、捕鯨基地があることで縁のある、宮城県石巻市への職員派遣を、現在もおこなっております。また、この震災を機会に災害対策を練りなおしました。災害に強いまちを創るために、これからも一歩一歩、努力を重ねてまいります。

    平成24年には、南房総農業支援センターを設立しました。高齢化、過疎の進行するなかで、農業を存続させていくことは、困難な道のりですが、就農を目指す若者もあります。夢と希望をもって、農業の活性化に取り組んでまいります。

    今日を一区切りとして、私たちの目の前には、次なる挑戦への10年間が待ち受けています。少子高齢化、人口減少への対策、産業振興と雇用の場の確保、子どもたちの教育・子育ての支援、行財政改革の一層の推進など、課題は山積しております。

    南房総市が輝かしい歴史を刻み続けるため、本市の将来像である「ひと・ゆめ・みらい 地域で創る魅力の郷 南房総」の実現のため、これからも全身全霊を捧げてまいります。南房総市の更なる飛躍と発展に向け、なお一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

     平成28年3月20日

                                                   南房総市長 石井 裕

     

    南房総市制施行10周年記念式典で挨拶する石井市長