平成26年度南房総市地球温暖化対策実行計画調査結果報告
- [2018年1月4日]
- ID:8521
平成26年度 南房総市地球温暖化対策実行計画活動量調査結果について
南房総市では、「地球温暖化対策の推進に関する法律」第20条の3第1項に基づき、平成22年3月に「南房総市地球温暖化対策実行計画」を策定しました。この計画に基づき、平成22年度より、市は率先して地球温暖化対策に取り組んでいます。平成26年度の取り組み状況について調査した結果を報告します。
温室効果ガス排出量の削減目標
南房総市では、「南房総市地球温暖化対策実行計画」に基づき、平成22年度から平成26年度までの5年間に、温室効果ガス排出量を基準年度(平成20年度)に対し、7%以上削減します。
平成20年度(基準年度) | 平成26年度(目標年度) |
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5,688,834kg-CO2 | 5,290,616kg-CO2 |
温室効果ガス排出量の排出係数
温室効果ガス排出量を算定するために用いる二酸化炭素(CO2)の係数のうち、電力の係数は、基準年度(平成20年度)に0.332kg-CO2/kWhでしたが、平成26年度は0.496kg-CO2/kWh(49.4%増)となっています。
これは、電気の購入先である一般電気事業者の発電が、平成22年度に発生した東日本大震災により、原子力発電所の長期停止の影響により火力発電電力量が大きく増加したためで、平成23年度以降は排出係数が高い水準で推移しています。
市では平成26年度12月から、一部の電気の購入先を特定規模電気事業者に切り替えました。当該事業者の排出係数は0.418kg-CO2/kWhとなっており、平成26年度のCO2排出量の算出に反映しました。
年度 | H20 | H21 | H22 | H23 | H24 | H25 | H26 |
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排出原単位 | 0.332 | 0.324 | 0.374 | 0.463 | 0.406 | 0.522 | 0.496 |
平成26年度の集計結果について
市の事務及び事業に伴い排出された温室効果ガス総排出量は、約6,569トン(CO2換算)となり、基準年度(平成20年度)に比べ、約881トン(CO2換算)、15.5%の増加となりました。
増加した温室効果ガス排出源は、電気の使用が、約1,490トン増(38.2%増)となりました。
温室効果ガスの排出量は、電気の使用による二酸化炭素の排出量が最も多く、全体の82.09%(5,392,610kg-CO2)を占め、次に燃料の使用による排出量が17.4%(1,143,248kg-CO2)となりました。
温室効果ガスの種類別の排出割合では、二酸化炭素の排出量が、全体の99.49%(6,535,858kg-CO2)を占めました。
排出源別の活動量のうち電気使用量については、施設の再編や節電などから5.5%減少しました。
平成20年度(基準年度) | 平成26年度(結果) |
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5,688,834kg-CO2 | 6,569,496kg-CO2 |
平成20年度 | 平成26年度 |
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5,688,834kg-CO2 | 4,871,977kg-CO2 |
平成26年度までの取り組み結果
平成21年度に「南房総市地球温暖化対策実行計画」を策定し、平成22年度から平成26年度までの5年間に、温室効果ガス排出量を基準年度(平成20年度)に対し、7%以上削減することを目標にさまざまな取り組みを行ってきましたが、残念ながら東日本大震災の影響等により、温室効果ガス排出量の排出係数が著しく増加したため、平成26年度の温室効果ガス排出量の結果は、基準年度に対し15.5%増加し、削減するに至りませんでした。
しかしながら、活動量は減少している排出源が多くあります。温室効果ガスの排出量で最も多くを占めている電気の使用については、活動量でいえば、基準年度より5.5%減少しています。これは公共施設等の再編などがすすんでいることや、職員一人一人が省エネ・節電に留意し事務事業に取り組んだ成果と考えられます。
今後の取り組み
平成26年度温室効果ガス排出量の結果は、第2次南房総市地球温暖化対策実行計画の策定に活かし、今後もすべての職員が省エネ・節電に留意した事務事業に取り組んでいきます。(あわせて「南房総市環境基本計画」もご覧ください。)
温室効果ガス排出量
- 温室効果ガス排出量と排出源別の活動量 (ファイル名:H26CO2sakugen.pdf サイズ:146.99KB)
温室効果ガス排出量と排出源別の活動量
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