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一戦場(いっせんば)

[2015年9月16日]

青木山

八束(やつか)の青木山の山中に、「一戦場」と呼ばれる場所があります。
そこは、天文3年(1534年)4月6日に起きた里見一族の犬掛合戦のとき、敗れた義豊方の家臣・福原丹後守が従者と宮本城に退く途中、追手と戦いを交えたところです。
丹後守は、無双の勇士で、犬掛合戦には義豊の殿軍(でんぐん)(しんがりの軍)に加わり、義堯(よしたか)方の軍勢を相手に最後まで戦っていましたが、いよいよ味方が総崩れになったため、宮本城へ退こうと上滝田(三芳)の水汲戸(みずくみど)と呼ばれるところから山中に入りました。
しかし、激しい疲労のため歩みがのろく、たちまち追手に追いつかれてしましました。
丹後守は、従者たちと死にもの狂いで戦い、追手を退散させましたが、自らも深手を負ってしまいました。
目指す宮本城はまだ遠く、辿り着くことはもうできません。観念した丹後守は、むかし行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が護摩(ごま)を焚(た)いたという仏森(ほとけもり)の石窟(せっくつ)に入ると、静かに座し、稲村城に落ちた大将の義豊が無事であるよう祈りながら自刃して果てました。

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