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雷台の黒鯛ヶ淵

[2015年9月16日]

雷台の黒鯛ヶ淵

高塚の山奥、豊房村(現館山市)との境近くの深山に、「雷台(かみなりだい)」と呼ぶところがあります。
その辺りに近づくと、いつも雷がゴロゴロ鳴っていますので、この名があるというのですが、そこには小川もあります。
生い茂った木々の雫(しずく)を集めて谷間を流れ、やがてほかの谷川と合して長尾川となる小川なのですが、この小川は、雷台に淵も作っています。水の青黒い深い深い淵です。
この淵には、昔、大きな黒鯛が棲んでいたという噂がありました。黒鯛は、言うまでもなく海の魚です。
しかし、荒波に生きる勇魚ですから、この淵まで上って来たのでしょうが、それにしても不思議なことと言えます。
黒鯛がいたことから「黒鯛ヶ淵」と呼ばれているのですが、ある年の小春日に、太郎左衛門という家の者が、その黒鯛を釣り上げようとして、この淵に近づいたところ、淵を禊(みそぎ)の場にしていた天狗に、投げつけられて、大怪我をしてからは、誰も恐れて近づく者はいなくなったそうです。

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