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海発(かいほつ)神社縁起(えんぎ)

[2015年9月16日]

子安神社

和田町海発の子安神社には、神社の称号が海発神社と呼ばれていた頃に、古老の口伝(くでん)を元に記した「海発神社縁起」が保存されています。往時(おうじ)の村人の信仰心を伝える貴重な資料ですので、民話風に記された部分を易(やさ)しい文言(もんごん)にして転記してみました。
「南三原村々社海発神社は、昔から子安大明神(こやすだいみょうじん)と称した元海発村の守護神である。その社殿の創建は明らかではないが、遠く承久(1219年~1222年)の時代には、すでに村人たちが崇(あが)め敬(うやま)っていたのである。昔からの伝説であるが、ある時、村里の幼童(ようどう)たちが海発神社の御神体を運び出し、付近の河水(かすい)に流して楽しげに遊んでいるのを見た村人が、驚いて急ぎ御神体を社殿に安置し、固く鍵を掛けると、その夜、御神体が村人の夢枕(ゆめまくら)に立ち、『吾(われ)、幼童と共に河(かわ)の流れに戯(たわむ)れるは幼童の溺死(できし)を護らん為なり、汝(なんじ)は吾(われ)を封じ込め、吾(わ)が意に逆らうなり』とお告げになったのである。その村人は恐れおののき再び御神体を開帳(かいちょう)せしという。まさしく海発神社祭神は幼童愛護の神である」。

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