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宝珠院(ほうしゅいん)の歓喜天(かんぎてん)

[2015年9月16日]

観喜天

旧三芳村の府中に暮す夫婦は、皆、仲が良いと評判ですが、それは宝珠院と呼ぶお寺に、お祀(まつ)りされている歓喜天のお蔭です。
歓喜天とは、どんな神かと言いますと、そのお姿は象頭人身(ぞうずにんじん)で、礼拝の対象にする神像は、男女二神が抱き合っています。抱き合った二神のうちの男神は、インドのヒンドゥー教のシヴァ(破壊神で、男根を象徴とする)の長子で魔神ですが、女神は、仏教の十一面観音の化身です。
魔神の働きを封じて仏教へ導く方便として女神となり、抱きついて歓心を起こさせ、暴挙を鎮めたため、歓喜天と呼ばれるようになったのです。そのような訳から、歓喜天を信仰すれば、男女の和合、子授けにご利益があり、その上、一切の障害が除かれ富裕になると言われています。
宝珠院にお祀りされている歓喜天の神像は四体ですが、何れも男女の交接の形ですから、「見ると目が潰れる。」と言って、大昔から秘仏になっています。しかし府中の人たちは皆その神像のお姿を、よく知っていますので、親しみを込めて、「だっこさん」と呼んでいます。